アニメ「ACCA13区監察課」12話(最終回)感想。一転して平和的解決。そしてジーンは再び日常に溶け込む…
どうも、ヒャルキィです。
アニメ「ACCA13区監察課」12話(最終話)「鳥の行方」
この内容はネタバレです。未見の方は注意してください。
なお、セリフ等はざっくりです。
acca-anime.com/
【12話の内容】
≪1.クーデター前の集会で≫
グロッシュラーに代わり、段取りの最終確認をする、リーリウム。
その席で、
「王子が王位を明け渡すことに意固地になる可能性があるので、
自分は前に出ない方がいい」という、ジーン。
その言葉に皆が納得し、王位継承は後日行わる、という運びになった。
クーデターの件は皆が知っていて警察局にもそのことが通達されていた。
警察局の集会でレイルは「オータス家はどうなるのか?」と思う。
≪2.翌日≫
朝から、バードンはものものしい空気に包まれていた。
会場である広場にやってきた、ロッタは、
列席する壇上の幹部たちの中に、兄の姿を発見して違和感を感じる。
クーデターのことを知らないのは、王子側のみ。
式典が始まったが、プログラムは予定通り進行していった。
≪3.王子の式辞の時に事態は動いた≫
王子を取り囲み銃を構える衛兵たち。
そこへ、リーリウムが出てきて
「ACCAをなくそうとする王子の即位を認めない」
という旨の発言をすると会場がざわつき始めた。
「どうして、王位を簒奪しようとするお前が前面に出てこないのだ」
と苛立ちをあらわにする、シュヴァーン王子。
兄の身を案じるロッタの隣にやってきて肩に手を置く、ニーノ。
≪4.そこに、モーヴが出てきた≫
段取りにはない動きに眉をしかめる、リーリウム。
モーヴは、「王位継承権者はあなたであるが、
あなたはいつ何時命を狙われてもおかしくない存在であることを、
知らしめるためにこんな寸劇まがいのことをした。
ドーワー家はこの国の平和の象徴であり、
ACCAは末永く王家を守っていきたい」という。
そして、王子はACCAの継続を認めたのだった。
≪5.野望を挫かれた、リーリウム家≫
実は、この時すでに、モーヴの手によって、
フラワウ区内にも手回しがされていた。
そこで初めて
「この件について知らなかったのは我らのみだった」
ということを知ったリーリウム勢。
そして、全ての黒幕はジーンであることに気づいた、リーリウム。
「ACCA存続という大義名分を掲げているが、フラワウは、
ドーワー家に代わって
この国の政権を握ろうとしていたに過ぎない」
ということを喝破した、ジーンは、
「ACCAの存続さえ決まってしまえば、
リーリウムの野望は手詰まりになる。
まだゲームを続けるか?」と、
リーリウムに問う。
リーリウムは「このゲームから降りる」と言って、去った。
その後、グロッシュラーも、
「5長官はそもそも不要な存在であるので廃止し、
あとは君に任せる」と、モーヴに託しその場を去った。
≪6.式典終了後≫
オータス兄妹は、王子と面会。
王子から「国王も喜ぶから王家に遊びに来い」と言われる。
ジーンたちは王族の出だというこを知られずに事態は収束した。
≪7.その日を境に、ACCAは新体制に移行≫
5長官制度は廃止され最高責任者は、モーヴだけになる。
フラワウ区だけが独立し、ACCAは12区へ…
≪8.ドーワー王家を訪れた、ロッタは≫
暗殺されそうになったが「謝ってくれた」という理由で、第一王女を許す。
≪9.アーベントに会った、ニーノ≫
その手腕を褒めるが、
「王子が即位する前に、
リーリウム家の野望を一掃しなければならなかった、
全てはクヴァルム院長が計画したことだ」という、アーベント。
「その計画が成功したのも、
ジーンが即位の意志がないことを見抜いていていたからであり、
その思惑は通常の上を行っている」という、ニーノ。
そして
「もう国王に主治医は必要ないからお役御免、
好きなように生きろ」
といって去って行った、アーベント。
タクシーに乗って移動する、アーベントだったが、
果たしてその正体は、オウルだった。
そして、オウルはジーンの移動願いを破棄する。
≪10.監察課にやってきた、ジーンは≫
モーヴとの会話を回想する。
「グロッシュラーは自分が王族の出だと知っていたのに、
彼は自分を政争に巻き込もうとはせず、ACCAに誇りを持ち独立を守ろうとした。
そんな彼を私は尊敬している」
という、ジーンだったが、その見解は、モーヴと一致するところだった。
≪11.酒場でニーノと会ったジーン≫
プロムキングになったのに、
「お前の方が似合っている」といわれ、ニーノから王冠を被せられた、ジーン。
その時のことを思い出した、ジーンは、
「ホント変わらないんだな、俺たち」という。
【短評】
クーデターが起きるが、それを「演習」として、
リーリウム家の野望を挫いた、
どんでん返しのどんでん返しがおもしろかったですね。
もっとも、手に汗は握らなかったが…
リーリウム家にはそれ相応の探査能力があるのに、
徹底した箝口令など敷けるわけないだろ、と思ったが、
「それはそれ」なんだろう…
それとも、目標達成が目前に迫った者には、
周りのことが目に入らなくなる、ということなのだろうか?
勝利を確信するとドーパミンがドバドバ出てハッピーになるらしいですよ。
だが、実際には、クーデターが起こって体制が変わるより、
現体制で移行した方が民衆も受け入れやすい。
基本的に人間は変化を好まない。
このことを念頭に入れていたジーンたちの方が、
一枚上手だったということだろう。
終わってみれば「この騒動なんのこっちゃ?」だったが、
王家にとっては新王即位に関する毒を除いて、
雨降って地固まりめでたしめでたし、ということだったんでしょう。
それに、ジーンが即位したとしてもどれほどメリットがあったかも疑問。
一番驚いたのは、オウルが王家に関りある人物だった、
と言うことですかねー。
そう来たかー。
で、最終的に、ジーンとニーノは無二の親友、
ということで終わるという…
いやー、いい話でしたねー(おい!)
最後にこれだけは言っておこう。
「喫煙は発癌のリスクが30%増しになる」と言うことをね!
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