読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ヒャルログ

なんとかなるなる、なんとかなる

「ガーリッシュナンバー」1話感想。

アニメ関連 2016秋 ガリナン

 

どうも。ヒャルキィです。

 

「ガーリッシュナンバー」

1話「やさぐれ千歳と腐った業界」

この内容はネタバレです。未見の方は注意してください。

なお、セリフ等はざっくりです。

 

 

 

≪アニメイベントに参加した、烏丸千歳(からすまちとせ)≫

千歳は、端役ながら出演者として舞台挨拶に臨む。

隣では、他の演者が話しているときに、

メインヒロインの2人が、段取りの打ち合わせをしていたが、

そのことが気になっていた、千歳。

 

千歳が挨拶する番になり、

端役なのにどうして呼ばれちゃったんだろう、

数合わせなのかなー、

などと言って、会場の笑いを誘う。

 

思いの外、リアクションが良かったので、頭を下げながら、ほくそ笑む、千歳。

それを見て、ため息をつく、烏丸悟浄(からすまごじょう・千歳の兄・マネージャー)。

 

メインヒロイン2人が挨拶した後で、この2人が作品のOPを歌っているが、

ここで聞けてしまったり?ということを振ると、

どうしようかなー、と焦らしながらも暗転した中で早着替えし、熱唱するのだった。

 

 

 

≪イベント終了後≫

歌い終わってから、スタッフにハイタッチをしながら楽屋に戻る、

フレンドリーな苑生百花(そのうももか)。

 

それに対して、もう1人のヒロイン、柴崎万葉(しばさきかずは)は冷淡そのもの。

楽屋で、今日のイベが好評でSNS上で話題になっていることをにやけながら、

チェックしている、千歳の近くでも、マネージャーに、

どうしてこんなのに出なければならないのと、詰め寄り、

周囲の空気を悪くさせていた。

 

 

トイレの個室に入った、千歳。

その直後に、トイレにやってきた、百花たちが、

柴崎の態度、プロとしてマジありえねー、

引くわー、的な話を耳にし、

ため息をつき、声優って大変だー、と思うのだった。

 

 

≪撤収時間になって…≫

この後、店を取っているんで行かれる方は、

我々といっしょにお願いします、というスタッフ。

他の仕事があるから、といって早々に現場を立ち去る、主演声優たち。

 

みんな行かないのかー?

私も行かなくていっか、超端役だし、

と思う、千歳だったが、スタッフの、焼肉屋押さえてある、という言葉に、

私も行きます!と超高速で名乗りを上げた、千歳。

そんな千歳を、クソ新人なんだから少しは遠慮しろ、という、

マネージャーの悟浄。

 

その遣り取りを見ていた、スタッフが、烏丸さん、いいよいいよ。

女性キャストいた方が、みんな喜ぶし、という言葉に甘えることになった、烏丸兄妹。

そのことに、ほくそ笑む、千歳。

 

 

≪焼肉屋にて≫

周囲では、制作陣が作品の成り行きを気にする空気の中、

高そうな肉のオンパレードに興奮する、千歳。

あまりにがっつきすぎる、千歳を注意する、悟浄。

 

そこへ、チャラい男がやってきた。

誰?と聞く、千歳にその男が、

本作のプロデューサーである、九頭だ、

ということを説明する、悟浄。

そして、周囲の人間関係をざっと説明する。

そこにやってきた、九頭は、悟浄と面識があったようで、軽く挨拶する。

 

 

 

≪帰宅した、兄妹≫ 

たらふく食べたようで満足した様子の、千歳は、ソファーに寝転がる。

服がシワになる、メイク落とせ、と注意しつつも、明日のチェックⅤを渡す。

どうやら、制作が厳しい作品らしく、

アフレコが飛ばないだけマシだろ、

現場で通し見はするだろうけど、ちゃんと見とけよ、と言って、去っていった、悟浄。

 

寝転がりながら、声優という仕事を考え、

私が言うのもなんだけど、この業界はおかしい、と思う、千歳。 

 

 

≪翌日≫

千歳がいる、リビングにやってきた、悟浄。

今日は朝から仕事なんじゃないの?と聞く、千歳に、

仕事はあるが中堅が集まってるから俺にやることない、という、悟浄。

それを、白い目で見る、千歳。

 

セリフの練習をする千歳だったが、与えられたセリフが、

「え。そんな!」の一言しかなかったので、

お前音飛びしたCDか何かなの?と、悟浄に突っ込まれる。

 

文句あるなら、もっと大きい仕事とってきてよ、と言い、

事務所のせいにする、千歳。

悟浄がたしなめると、挙句、声優つまんない、と言い出す始末。

 

そして、おもむろに、どうやったら売れるの?と聞いてきた。

そんなの俺が知りてーよ、という、悟浄は、

来週の仕事は役に名前付いてるし出番もそこそこあるやつだから、

といって台本を渡した。

原作も読むか?と聞かれたが、ラノベ原作だと知り、

じゃあいいや、どうせちょい役だし、という、千歳。

 

 

 

≪台本を見た、千歳は…≫

この前共演した人たちがこの作品にも出ている、ということに気づく。

人気キャストは色んな作品で被りがちだからな、という、悟浄に、

ということは私も人気キャスト…、と口走ると、

封筒の角で額を刺され、じたばたする。

 

調子に乗るなクソ新人、

お前の年収確定申告必要ないだろ、と突っ込む、悟浄。

売れないのは悟浄君の営業が悪い、

営業の仕事は売れないものでも売ってくること

でしょ?と、ブラックすぎる発想を展開し、

そもそも、なんで売れないアニメ作るんだろうね、

と核心をつく、千歳。

それに、なにも言えない、悟浄。

 

私は悪くない、この業界がおかしい、という、千歳は、

お前、そうやって人のせいにばっかしてるから、足踏み状態なんだぞ、

オーディション全然通ってねぇだろ、と、図星を差される。

 

言い訳する、千歳に、プロは結果がすべて、という、悟浄。

悔しかったのか、千歳は、悟浄に

「売れたら、クビにしてやるからな!」と、

啖呵を切って家を飛び出していった。

その言葉にため息をつき、あれでも順調な方なんだがな…、

この業界はおかしい、と思う、悟浄だった。

 

 

≪現場で≫

私だってきっかけさえあれば売れるのに、と考えながら仕事に臨んでいた、

千歳は、マイクの前に行くときに、柴崎と接触しそうになる。

1発OKに、してやったり、という表情の、千歳。

 

控室に戻り、1ワードで仕事が終わって、ギャラがもらえる、と、

ご満悦の、千歳のところに、

さっきのマイクワーク邪魔だったんだけど、

といって、柴崎が現れた。

軽く謝る、千歳を、不満そうな表情で見続ける、柴崎。

そこにスタッフがフォローに入ったことにより、

もういいわ、今度から気を付けて、ということで、その場は収まった。

 

頭を下げて、お疲れさまでーす、という、千歳は、

柴崎が立ち去ったあと、舌打ちする。

 

 

≪苑生がやってきた≫

座って飲み物を飲みながら、あー、疲れた、と、漏らす、千歳。

あーいうの言ってもらえるの、今だけだし、

といって現れたのは、苑生百花(そのうももか)。

 

私、何もわからなくて、という、千歳に、いろいろ教えてくれた、百花。

ご迷惑おかけします、勉強させていただきます、というと、

別にタメ口でいいよ、私の方が年下だし、という、百花。

へー、そうなんだー、このクソガキ超ナマイキー!

と思う、千歳。

 

 

 

≪そこへ≫

制作陣らしき人たちがやってきた。

先生、お疲れ様です、と言って、挨拶する、百花。

え?先生?これが?原作者?うわ~…、

と思う、千歳。

さっきのキャラよかった、

というまさに、キモヲタの体で描かれる、先生。

 

そして、この後、食事でもどう?先生と話せばキャラの理解深まるかもだし、

と、プロデューサーらしき人に言われたが、

すいません、後ろがあるので、また、ぜひ、みなさんで、という、百花は、

鋭い視線を、千歳に投げかけてきた。

それに、同調する、千歳。

 

じゃあ、また連絡するよ、IDとか聞いとく?最近流行ってるあれね、といって、

先生に連絡先を交換するように促した、プロデューサーだったが、

ごめんなさーい、私たちそのアプリやってなくて、始めたらまた教えてください、と、

全開の笑顔で、完全シャットアウトする、

百花だった。

 

そして、千歳の袖を引っ張った、百花は、そそくさとその場を後にする。

残されたのは、残念そうな先生と、プロデューサー。

 

 

 

≪百花のあとについていく、千歳≫

声をかけると、はっきり断んなさいよ、そんなんだから軽く見られるのよ、

と言って、笑顔になった、百花。

 

だいたい、ラノベ作家が何勘違いしてるのかしら?

イラストのおかげで売れただけなのにね。

それは言いすぎじゃないかな、という、千歳。

言い過ぎってことはあんたもそう思ってるんでしょ、と言われた、千歳は、

ただ、顔てかってるなー、って、というと、

それ、言い過ぎでしょ、さすがに、

顔のことはかわいそうでしょ、という、百花。

 

まー、いいじゃない、あの人たち、

絵も描けない、曲も作れない、

演技だってできない、それでもこの業界にしがみつきたいだけなんだからって、

パパがよく言ってるわ、と、百花。

 

うえ~、と思う、千歳に、そういえば、名前は?

と聞かれ、自己紹介したが、

心の中で、覚えてなかったのかよ、と突っ込む、千歳。

 

 

 

≪連絡先を交換する2人≫

ふ~ん、あんた演技はゴミだけど、

キャラはおもしろいのねと、百花。

ゴミ…、と、絶句する、千歳に、

ねえ、アプリのID教えてよ、今度ご飯行こう、という、百花に、

でもさっき…、という、千歳。

 

あー、あれ、ウソ!

大体、ラノベアニメで原作者に聞くことなんてないでしょ、

という、百花に、苑生さんもおもしろいね、と、千歳。

今の流れで、面白いといわれると複雑なんだけど、と、言った、百花。

そして、顔を見合わせた2人は笑い出した。

 

別れ際に、苑生さんじゃなくて、百花でいい、といわれた、千歳。

もう現場で会うことはないかもしれないけど、というと、

千歳はもう、出番はないかもね、といわれ、

ちょっとカチンと来た様子の、千歳。

そして、百花は改札を通って行った。

 

なんか、こういうのいいなー。よーし、

ちょっと頑張ってみるかー、

と思う、千歳だった。

 

 

≪バーで打ち合わせする、悟浄たち≫

九頭Pと、ナンプロ(烏丸兄妹の所属会社)の社長である、難波。

そして、その部下である、悟浄が、

今後の方向性について話をしていた。

 

この前の、イベを見て、これからはアイドル声優化して、売り出していくのが、

いいんじゃないか、と提案する、九頭Pに同意する、難波。

ウチで立ち上げようとしている企画がある、といって、

企画書を出してきた、九頭Pに、いいじゃない、といった、難波は、

悟浄に、新人の資料をださせたのだった。

 

タブレットのデータを一瞥した、九頭Pは、このへんかな、という。

では、ボイスサンプルを…、という、悟浄に、

いやいやいや、そーいうのいーでしょう、といい、

この子、焼肉いた子でしょ?と聞いてきた、九頭P。

そのイベントもさ、歌とかよかったし、いいじゃんこの子、という、九頭に、

こいつは歌ってませんけど…、と、いう、悟浄。

 

ちがうちがうちがう、音楽畑出身だから、

聞かなくてもわかる、っていうの、

という、九頭に、こいつぜんぜん新人ですよ、さすがにメインやるには…、

という、悟浄。

いいじゃない!フレッシュフレッシュフレッシュ、

アイドルはフレッシュじゃないと、とう、九頭に同調して盛り上がる、社長。

 

アイドルではなくて、声優ですが…、と、突っ込む、悟浄。

いいのいいの、イベント稼働とそこそこの顔、

時代はそういうインスタントなアイドルを

求めてるんだから、といわれ、

ため息をつく、悟浄。

もっと気楽に行こう、原作は小説…、という、社長に、ラノベですよ、

と、つっこむ、九頭P。

そのラノベが売れるらしくてね、といって、2人で大笑いし始めたのだった。

この業界はどこかおかしい、と思う、悟浄。

 

 

 

≪後日≫

会社の応接室に通されて待たされる、烏丸兄妹。

悟浄君、私なんかやっちゃったかな?と聞く、千歳。

まだやっていないな、いいこともしてないが、という、悟浄。

じゃあ、なんで?という、千歳。

 

そこに、社長と、九頭Pがやってきた。

九頭Pは、当然のごとく、

千歳の名前を把握していなかった。

 

そして、本題に入るのだった。

今、アイドルと、ラノベが売れていて、

この2つを合わせれば最強、

という、説を展開する、九頭に、それと一緒になって盛り上がる、社長。

 

何が何だかよくわからん、という、表情の、千歳だったが、

資料を見て、メインヒロインに、

自分の名前がクレジットされてるのを見て驚く。

え?と思い、悟浄の顔を見ると、微笑みを返してきた。

そこで、この話は本物だ、と確信した、千歳。

 

というわけで、君に決めた!という、九頭は、

原作ラノベ全巻セットを渡してきた。

私、あまりラノベ読まないんですけど…、と、ありのままの本心をいう、千歳を、

こいつ…、という目で見る、悟浄。

 

大丈夫大丈夫、読まなくったって才能さえあれば、

オールOKという、九頭。

千歳君、かわいいし、人気出ると思うんだよね、という、社長。

「才能ある」「かわいい」というワードに、

鋭く反応する、千歳。

 

まー、あんまり考えずにサクッと天下とろう、

という、社長と、

そう、サクッと、サクッと、という、九頭P。

 

その言葉を受けて、立ち上がった、千歳は、

売れちゃいましょう!気軽に!と、

ガッツポーズをとる。

 

おー、いい返事だ、勝ったな!という、社長。

イケるわ、イケるわ、勝ったな!という、九頭。

それに乗っかって、勝ったな!と言う、千歳。

そして、3人で大笑いし始めた。

一方、悟浄は1人頭を抱えるのだった…。

 

 

 

 

≪短評≫

これ、面白いよ。

人間の薄汚い部分を、見事に笑いに変えちゃってる。

業界のこととか思いっきり絡めてきてるし、興味深いなー。

 

百花たちが、キモヲタのラノベ先生のことをこき下ろすシーンは、

まさに自虐的でかなり笑えた。

おもしろい話を書くのは、世の中見わたしてもわかるように、めちゃくちゃ難しい。

他の添え物と違って、そこから始まっているといっても過言じゃないくらい。

それを自らクソミソに言ってしまうのは、

自分の能力に自信があるからこそ書けたネタだと思うし、

ある意味、

「自分では何も作ることもできないのに、批判だけしてくる口さがない世の中の奴ら」

に対してへの逆批判であるともいえる。

 

千歳と、百花の会話を聞いた時に、

あ、これ試供版で読んだことあるわ、ということを思い出した。

 

でも、実際、こういうことがホントにあるから、世の中はおもしろい。

できるだけ、顔は広げておいた方がいいねー。

マジで、仕事っていうのはどこから舞い込むか分かったもんじゃない。

 

うまい焼肉をタダで食える、というがっついた精神の持ち主だったからこそ、

Pの目に留まり、そのまま、主役に抜擢されてしまう、千歳。

人間万事塞翁が馬、というが、いったい何が人生に影響を及ぼすか、

わかったもんじゃない。

 

ここまでで、千歳は何かがんばったわけない。

だけど、焼肉屋に行って腹いっぱい肉を食った、という、事実だけで、

この結果を招いてしまうんだから、持ってるとしか言いようがない。

 

まー、世の中そんなものですよ。

結局、世の中は、人の縁だからねー。 

 

たびたび繰り返される、

「この業界はおかしい」 

これが、ほんとにボディブローのように効いてくる。

いちいち、突かれる核心が、心を揺さぶってくる。

かといって、重いわけじゃなく、まさに、九頭Pのように、

あっさりとした感じの内容だから、とっつきやすい内容になっている。 

 

これは、要注目な作品が始まりました。今後の展開に期待大です。