ヒャルログ

なんとかなるなる、なんとかなる

「orange」13話感想。良かった。そして、映画化も…

 

どうも。ヒャルキィです。

 

「orange」13話。

この内容はネタバレです。未見の方は注意してください。

なお、セリフ等はざっくりです。 

 

 

前回は、

あの事件以来、翔との距離が開いてしまった、菜穂だったが、

最悪の結末を避けるために開いてしまった距離を縮めるべく奮戦する、

という感じの終わり方でしたが、今回は…。

 

 

 

≪2月14日≫

手紙には、

「翔が亡くなる日の前日。

家庭科の授業でチョコを作った。

みんなにバレないように、翔へあげるチョコを作った」

という、記述。

 

だが、10年前の世界では大体のことはみんなに知れている。

菜穂は、作ったチョコを、あずさに「カワイイ」と褒められる。

そして、貴子からは「がんばれ」と言われる。

 

 

≪チョコを渡そうとする、菜穂≫

手紙には、

「翔にチョコを渡して、告白するつもりだったが、

チャンスはたくさんあったのに、できなかった」

という、記述。

 

萩田は、仲良しグループの女子からチョコをもらえなかったことに対して、

「俺らにチョコあげなかったこと一生後悔するぞ」と、食い下がっていた。

挙句「未来で手紙に書いとけ」と、言ったが、あずさたちに一笑に付される。

 

 

・「1度目、家庭科の後、

チョコを見た、翔は「誰かにあげるの?」と、聞かれた」

という、記述。

 

チョコを持って廊下で佇んでいた、菜穂の近くを、翔がやって来た。

翔は一瞬、立ち止まったが、何も言わずに、過ぎ去ってしまった。

 

これは、未来が変わってる、と思った、菜穂は、

「動かなきゃ」と、思う。

 

 

・「2度目、翔はチョコを持っていた」

という、記述。

 

「それどうしたの?」と、翔に聞く、菜穂。

「これもらったんだ。1年生の子に」という、翔。

「ダメ!」という、菜穂。

それを聞いた、翔は、

「大丈夫だよ。誰とも付き合わないから」

「誰とも…」

「じゃ」といって、その場を去った、翔。

 

 

・「3度目、翔は自販機で飲み物を買っていた」

という、記述。

 

菜穂は、翔を探すが、何かを察知したのか、

翔は校門の外で、見つからないように座ってジュースを飲んでいた。

 

 

・「4度目、最後のチャンスだった。

翔は私に「チョコ、頑張って渡して」と言って、帰ってしまった。

もう一度、やり直せる事ができても、私は、

翔にチョコを渡して告白する事は出来たのかな。

◎できなかった事を「明日」や「いつか」に

先延ばしにしたままにしないで、

翔のためにできる事は何でもしてあげて。

未来を変えて。頑張って」

という、記述。

 

 

帰り支度をしていた、菜穂は、翔がいないことに気づく。

翔の前の男子生徒に、即行帰った、ということを教えられ、

チョコを持って教室を飛び出した、菜穂。

 

あずさは、貴子に、ウチらも追いかける?と聞いたが、

須和は、大丈夫だよ、という。

 

 

≪激突、そして…≫

急いで階段を駆け下りていた、菜穂は、

丁度、そこを通っていた、上田先輩に激突する。

その拍子に、チョコを落としてしまう。

慌てて、状況を確認するが、誰かに踏まれて箱がつぶれていた。

「誰に渡すか知らないけど、それじゃ、ムリでしょ」という、上田に、

「ムリじゃないです!翔のところ行くんで、どいてください」

と、菜穂。

 

玄関に来た、翔は下駄箱の中に、

「渡したいものがあるから、帰らないでください」

という、メッセージを発見する。

 

そこへ、菜穂が走ってやって来た。

 

「渡したいものがあったんだけど、今もってないの。

もう少し待っててくれる?」という、菜穂。

 

「いいよ、別に。俺いらない。じゃ」といって去ろうとする、翔。

 

「待って、少しだけでもいいから、今、話したい。

後悔したくないから」という、菜穂。

 

 

 

≪菜穂と、翔≫

・「2月15日

翔から最後のメール。

大晦日の夜、私に怒った事を気にしている、と書いてあった。

返信したが読んだかどうかはわからない。

私の返信を口で伝えてほしい」

という、記述。

 

 

「翔、私のこと避けてるよね。どうして?」と、聞くと、

「菜穂、傷つけたから。あの時…」という、翔。

 

「私は平気だよ。傷つけたのは私の方だと思ってた。

けど、翔と前のように話せなくなった今が、つらい。

傷ついてもケンカしてでもいいから、翔と話したい。

ごめんね、翔」

という、菜穂。

 

そこへ、雪が降って来た。

「菜穂のせいじゃないよ」と言って、自分のマフラーを、菜穂の首にかけた、翔。

「俺が弱かったから、逃げてた。

傷つけて自分を嫌いになるのが怖かった。

嫌われたくなくて近づけなかった。いつも、ウソついてごめん。

チョコだってホントは欲しかった。

2人で帰ろう、と言ってくれたのも、すごくうれしった。

何度も、声をかけてくれて「おはよう」といってくれて、うれしかった。

ホントは俺、菜穂と一緒にいたいよ」という、翔。

 

「私も逃げていたんだ、ずっと」と思う、菜穂。

 

そして、決心した、菜穂は口を開く。

「翔と、つきあいたい。

今まで、翔のこと知ってるようで何も知らなかった。

だから、もっとよく知りたい。

翔が楽しいこと、幸せなこと、何を言えば喜んでくれるのか、全部知りたい。

いつでも、翔を助けられるように近くにいたい」

 

目をそらし「でも、俺、誰とも付き合わない」

って言った、と、翔。

 

「私が付き合うって言ったら、つきあう」

って言った、と食い下がる、菜穂。

 

「幸せにできない」と、翔。

「私は、翔が幸せなら幸せ」

「またウソついたり逃げたりするかも…」

「いいよ。大丈夫」と、菜穂。

 

「でも…」という、翔を抱きしめた、菜穂は、

「全部話して、いいよ」という。

 

 

≪心を開いた、翔≫ 

「自分が嫌い、許せない、時々、全部捨てたくなる、

菜穂やみんなのことも、生きてる意味がわからなくなる、

でも、このままじゃダメだって、

強くなりたい、幸せになりたい」と、

涙を浮かべながら、話す、翔。

 

「うん!なろう!

翔は私が幸せにする。翔が生きていてくれたら、

私はそれだけでいい。

一緒に生きよう」

 

「うん」と言って菜穂を抱きしめた、翔は、菜穂とキスをした。

(ように、見えたが…)

 

 

「翔は近づけば消えてしまいそうな気がした。

触れたら壊れてしまうんじゃないかと、思ってた」と思う、菜穂

 

 

翔は「菜穂が後ろに持っている物をちょうだい」という。

「でも、これ潰れてて」という、菜穂。

「いいよ」という、翔に、チョコを渡した、菜穂。

「ありがと」という、翔。

 

そこへ、一部始終を教室から見守っていた、あずさが声をかけた。

「菜穂にチョコもらったんでしょ?返事は?」と、いわれ、

はにかみながら、両腕を上げて「〇」を作った、翔。

そして、菜穂の手を取った。

 

それを見ていた、あずさは涙ぐみ、貴子と目を合わせ、微笑み合う。

 

 

「ホントにいいの?」と、聞かれる、須和。

「この世界は翔が幸せになるための世界だから」という。

「須和の覚悟はよくわかったよ」という、貴子。

「だから、菜穂と、翔には絶対言うなよ、結婚とか」と口止めする。

「とにかく、今は、翔だろ」という、萩田。

「明日だ…」つぶやく、須和。

 

 

 ≪2月15日≫

手紙には、

「朝、翔と玄関で会い、

翔は「寒いね」と言い、私も「寒いね」と答えたが、

それが、翔との最後の会話だった」

という、記述。

 

玄関で、

「今日、一緒にお昼食べない?2人で」という、翔。

「うん」といって、笑顔で返す、菜穂。

翔も、屈託のない笑顔を見せる。

 

 

「今日を最後の日になんてしないよ。絶対」

と思う、菜穂。

 

 

教室に行くと、

萩田が中学の時に使っていた、という、メガネを、

「翔に似合うと思うんだけど」といい、くれた。

かけてはみたものの度が入っているメガネに、

「いらないんだけど…」という、翔。

 

次は、須和がやってきて、

「朝練の時のシュート最高だったな、

俺のパスを生かせるのは、お前しかいない、

一緒に、ヤマノ入ろう」という、須和。

照れながらも、「なんだよ、急に?」という、翔。

「その前に、全国制覇だ」などと、勝手に盛り上がる、須和。

 

そして、翔は、萩田にメガネを返却しようとするが、

「持っとけ、お守りだ。いいことあるぞ」と、いわれ、納得する。

 

 

 

≪昼休み≫

屋上に行った、2人。

「寒くない?」と聞かれた、菜穂は「ううん。天気いいね」と答える。

「うん。あったかい」と、翔。

 

翔は、あずさと、貴子がくれたという大量のお菓子を持ってきていた。

(菜穂が、そんなに?というぐらいの量がある…)

「なんか変なの、みんな」という、翔。

「あの、私も渡すものが…」といいながら、弁当を渡した、菜穂。

 

「うおっ!久しぶりの弁当!」といって、喜ぶ、翔。

「マッシュポテトも入れておいたよ」というと、

「マジ?」と言って、さらに喜んだ。

 

そして、翔がくれた、ヘアピンを見せる、菜穂。

「これ、私の宝物。翔がくれたから。翔がしてくれたこと、全部宝物」

 

「翔は宝物より大切な人…」と思う、菜穂。

 

「あと、言い忘れてたけど、体育祭の棒倒し、

翔が一番かっこよかったから」という、菜穂。

 

照れながらも、

「恥ずかしい、でも、うれしい、ありがとう」という、翔。

 

「そういえば、俺、ちゃんと言ってなかったね、好きだよ」

と、照れながら言った、翔。

そして「弁当早く食べよう」というと、

涙をこぼした、菜穂。

「どうしたの?」と聞かれ

「あんまり幸せで…」という、菜穂の言葉を聞き、

「うん」と言い、菜穂の涙をぬぐう、翔だった。

 

 

≪そして≫

「事故があったのは、夜8時過ぎごろ」

という、記述。

 

 

「今日一緒に帰れる?」と聞く、菜穂に、 

「ごめん、今日はムリ。

婆ちゃんの病院いっしょについてくから」と、翔。

 

 

「翔の家の近くの十字路で、

自転車に乗ったまま、走っていたトラックの前へ飛び出したらしい」

という、記述。

 

 

「そっか、ムリには誘えねぇよな、始業式のこともあるし」

という、須和。

「翔、1人にして大丈夫かな?」と、あずさ。

「自転車を壊そう」という、萩田。

「それはヒドイ」という、須和。

「そのT字路で翔を待つ?」と、貴子。

「そうだな…、そうしよう」という、須和。

 

そこへ、「何の話?」といって、翔がやってきた。

翔の話だよ、という、須和。

そして、萩田は、翔の頬に自分の頬を密着させる。

「なに?萩田君、何かしゃべってよ」という、翔に、無言で目を閉じる、萩田。

その光景を見守っていた、一同は、爆笑する。

 

 

「いつも通りの日になればいい。

別に特別なこともなく、退屈な日になったとしても、

明日も同じように、何一つ欠けるものがなければ、

それでいい」と、思う、菜穂。

 

 

≪10年後の世界では≫

「過去は変えられない」という、萩田。

「信じないなら、萩田の手紙は入れないから」という、あずさ。

「仲間外れはやめて」と、萩田。

「そうじゃない、手紙が届いたとしても、

俺たちの後悔は消せない」と、須和。

「どういうこと?」と、貴子。

 

「この世界がパラレルワールドではなく、1つの世界だとする。

過去に手紙を送って、翔を助けたとしたら、

未来も塗り替えられて、

翔が死んだという事実がなくなる」と、須和。

 

「何か問題あるの?」と、あずさ。

「そうすると、翔の死を知らせる手紙が生まれなくなる。

翔が死ななくなった時点で、手紙の存在が消えて、

塗り替えられた未来も元に戻るのか、それとも、初めから、

手紙は過去に送れないのか…」と、須和。

 

「矛盾が生まれるから、

翔を助けられない、ってことか」と萩田。

「パラレルワールドなら、矛盾も生まれないから、翔を助けられるよね」

という、菜穂。

 

「できるかもしれない…、

だけど、手紙が届いたことで、

俺たちの世界とは分岐して、新しい世界が生まれるだけで、

俺たちの世界の過去を変えられるわけじゃない。

1つの世界でも、パラレルワールドでも、

どっちにしても、もう、

俺たちは、翔には会えない」と、萩田。

 

「じゃあ、いいじゃん。パラレルワールドで、

別の世界にいる、翔を救おうぜ」という、須和。

「翔がずっと笑っていられる世界を作ろう」という、あずさ。

「翔のために何かしたい」という、貴子。

 

「手紙を出そう、過去の自分に。

翔を救う手紙を書こう」と思う、菜穂。

 

 

≪10年前の世界では≫ 

午後7時過ぎ。

遺影の母に手を合わせる、翔。

 

婆ちゃんに、母さんの写真どこ?と聞く、翔。

「なんか見たくなって」と言った翔は、

押し入れの中に入っている、と言われたのか、その中を探し始めた。

 

荷物を動かしていた拍子に現れた、母の携帯電話…。

 

 

 

≪T字路で待機する、仲良しグループ≫

菜穂は、両掌を組んで目をつぶって祈るのだった。

「来るなよ、翔」と、思う、須和。

 

 

≪再び、10年後≫

山の上で、日没を見守る、5人。

 

「もし、もう一度、翔と会うことができるのなら、

今度は…、今度は小さい翔がいい。

そして、世界一幸せな子になってほしい」と思う、菜穂。

 

 

 

≪20時10分≫

指定の時間が過ぎ、緊張の度合いが増してきた、T字路の5人。

「翔、来ないな…」という、須和。

 

そして、翔の家に行った、一行は、翔の婆ちゃんに会うが、

さっき、飛び出していったが急に出ていったから、

どこに行ったかわからない、という情報を得る。

 

そして、翔を探し始めた、5人。

あずさは家に置き去りになっている、翔の自転車を発見する。

 

「手紙に書いてあったのと全然違う」という、貴子。

「未来を変えすぎたんだ、俺はこうなるのが怖かった」という、萩田。

「手紙と同じ未来になったら意味ない!」

という、あずさ。

「とにかく、分かれて急いで探そう」という、須和。

 

 

≪分かれて、翔を捜索する面々≫

「翔は今、どんな顔してる?泣かないで」と思う、菜穂。

 

萩田が通行人からの情報で、翔のような人物を、

須和たちが行った方向で見た、という、連絡があった。

「戻ろう!」と、菜穂にいう、須和。

 

「自分を責めないで、どこにも行かないで」と思う、菜穂。

 

懸命に翔を捜索する5人。

萩田のところに、須和から「いたか?」と電話があった。

「いない。暗くてこれじゃよくわからない。今、中山小の近くにいる」

「俺らもだ。いったん、集まろう」という、須和。

 

 

そこで、菜穂は、

ヘッドライトに照らされる、翔を発見する。

動くことも、呼びかける間もなく、それは起こった。

 

辺りに響き渡る、ブレーキ音。

 

 

「過去を変えられないのは、

この世界でも同じ…」と思う、菜穂。

 

 

 

≪翔の方に向かって駆け出す5人≫

トラックから下りてきた運転手と、

地面に横たわる、翔。

 

「翔!」と、叫んだ、須和。

翔に駆け寄っていく、5人。

須和は、翔を抱きかかえ「大丈夫か?翔!」と、叫ぶ。

 

 

 

しばらく、動かなかったが、

泣きだした、翔。

それを見て、安堵する面々。

 

「翔、無事だった…」と、あずさ。

「怪我は?」と、貴子。

「何してるんだよ、おまえ!

なんで、あんなことした!」と、叫ぶ、須和。

 

唇を震わせながら、涙をこぼした、翔。

「死のうと…、思った…」

 

 

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 翔の母の携帯のメール画面に映し出される。

「これからは、翔が楽しいと思う事を、やりたい事をして下さい。

 

 ジャマしてごめんね。」

という、文言が。

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「母さんに、謝らなきゃ、って」

 

「けど、できなかった。俺がいなくなったら、

みんなはどう思うんだろう?って。

もしかしたら、明日も楽しいことがあるのかな?って。

まだ…、死にたくない、って」という、翔。

 

よかった…、と、つぶやいた、菜穂。

 

 

「ごめん…、でも、なんで?」

「手紙が教えてくれた」と言って、微笑んだ、須和。

「手紙…?」と、聞く、翔。

 

「手紙に、今日、翔が自殺するってことと、翔を救ってほしい」

ということが書かれてた、と、萩田。

そして、手紙を出した、面々。

 

 

翔が無事だとわかり、走り去った、トラック。

 

 

 

「10年後の私たちから手紙が届いたの」という、あずさ。

「10年後…。今日、菜穂が持ってた手紙…、

この前、須和が俺が小さいころの写真を見たって言ってた。

でも、婆ちゃんに聞いたら、見せてない」って。

 

「未来からの手紙に入ってた」と、須和。

「だけど、手紙が届いたのは、私たちだけじゃないんだ」と、あずさ。

「翔にも届いてるよ」と、貴子。

 

「え?」

翔に、手紙を差し出した、あずさ。

続いて、他のみんなも翔に手紙を手渡す。

 

それは、

10年後の5人がそれぞれに、

翔に書いた手紙だった。

 

それを読む、翔。

「翔へ。翔は男の子だから強いんだと思ってた」と、貴子。

「翔ともっとたくさん遊びたかったし、話もたくさんしたかった」と、あずさ。

「あの時、こうしていたら、翔は生きていたのか?何がいけなかったのか?」

と、萩田。

「翔がいなくなることが、

こんなに寂しくて、つらいなんて考えたことなかった」と、須和。

「助けられなくて、ごめんなさい。翔のことをちゃんと見ていればよかった」

と、菜穂。

 

 

その、手紙を読んで、涙を流す、翔。

 

 

「みんな、翔を失ってすごく後悔している。10年たっても…、

きっと、一生消えない」と、菜穂。

 

 

「俺の、せい?」と、聞く、翔。

「違うよ、翔のせいじゃ…」という、菜穂だったが、

「そうだよ。お前のせいだよ」と、被せてきた、須和。

「死んだら絶対許さねーからな」という。

 

「ごめん、みんな」と言って、うなだれていた須和を抱きしめた、翔。

 

「俺らもごめんな、俺たち知ってた、

始業式の日に何があったのか、

誘ってごめん、お前のせいじゃないから」と涙ぐむ、須和。

 

「ううん、あの時、誘ってくれてうれしかった…、

友達になってくれて、ありがとう」と、翔。

「翔~!」と言って、あずさを筆頭に、全員で翔に抱きついた。

 

 

「翔へ。私たちを許してくれますか?」

と、未来の、菜穂。

 

 

「そういえば、翔、なんで自転車乗らなかったの?」と、聞く、あずさ。

「乗ろうと思ったけど、壊れてた、

誰かに壊されたっぽくて…」という、翔。

「え~。ひどいことするヤツがいるんだな~」という、萩田。

「俺、知ってるわ、犯人…」と、須和。

萩田を締め上げる、あずさ。

 

 

「私はまだ高校生で、

毎日の大切さや命の重さもわからない、

まだ子供でした。

もし、もう一度、チャンスをもらえるなら、

今度は私たちが全力で、翔を守るから、

生きてほしい。

 

26歳の春。

弘法山から見る、オレンジ色に染まる、空や町や桜を、

翔と一緒に見たいです。

みんなで待っています」

 

 

 

≪後日≫

「パラレルワールドって、他に何通りもの未来がある、ってことでしょ?」と、翔。

「うん」

「きっとどこかに、あずと、萩田が結婚してる未来もあるのよね」と、貴子。

「ありません!」という、萩田。

「じゃあ、須和と、菜穂が結婚してる未来も…」

という、翔。

それを聞き、

「ない!ないないないないないないない!

ねーよ!」と、全力否定する、須和。

 

須和の顔を見つめる、菜穂。

「でも、あったらいいけどな…」という、須和。

「そうだね」と言って、微笑む、菜穂。

 

「お~い、照れてるな~、須和~」という、あずさ。

「うれしそう」という、貴子。

「タイムカプセル!!埋めるぞ!」

と、叫んだ、須和。

「なぜ、力む?」と、聞く、貴子。

 

 

≪翔の、未来への手紙≫

「10年後のみんなへ。

皆さん元気ですか?みんなも変わらず仲良しで笑っていますか?

毎日は楽しいですか?

10年後の俺は、今、何をしてますか?

サッカーは続けていますか?

菜穂と結婚できていますか?

ちゃんと毎日、生きていますか?」

 

 

「どうしたの、翔?なんか、うれしそうだね」と聞く、菜穂。

 

「うん…。俺、生きててよかった。

俺を助けてくれて、ありがとう」

と言って、無邪気な笑顔を見せた、翔。

 

 

 

 

もしあなたが、また、

生きることがつらくなる日が来たとしても、

その時は…、

何度でも、何度でも…、

救うよ。

 

 

 

 

 

 

≪短評≫

感動巨編が終わりましたねー。

最後、絶望的な終わり方じゃなくて良かった。

 

アニメ作品は、ちょいちょい、制作側の都合で、

結末が変わったりするので、要注意です。

 

 

それにしても、菜穂、がんばったなー。

あんまり、しつこくするの好きじゃなさそうなキャラなのに、

いくら、拒絶してもしつこく食らいついていたし。

他のみんなもがんばってたけど…。

たしかに、人命がかかっていると、と思えば、必死になれるかもしれないが。

 

ホントはこうしたかったけれど、できなかったことが、

手紙に背中を押されたことによって、できるようになった。

 

自分は、そんなに行動しない方だけど、

仮に、そういう手紙があったとして、

恥ずかしい気持ちを恐れないで行動していたら、

今よりも、何かを達成できていたかもしれない。

と、思わせてくれるものがあった。

 

もし何かの拍子に、自分のところに未来から手紙が来たりしたら、

誰かを助けるのだろうか?

いやー、しないと思うなー。

少なくとも、こんなに必死にはなれないだろう、と思う。

 

菜穂たちは、翔が大好き。

その気持ちがなければ、そもそも、手紙を書こうとも思わないだろうし、

行動しようとも思わない。

俺には、そこまで思える人、いないなー。

だからこそ、この作品が輝いて見えるってことだろうか。

 

そして、一番のファインプレーをした、萩田。

このことが、ミッションコンプリートに、

一番大きな影響を与えたんじゃないか、と思われる。

自転車けっこう早いから、気づいた時にはそれこそ手遅れに…。

 

 

 

そして、劇場版公開も発表されましたね。

11月18日(金)より、2週間限定全国公開。

 

あまり、時間が押しすぎているので、

てっきり、総集編なのかな?と思っていたところ、

なんか、その後の世界が描かれる、ということらしい。

新作だなんて、本当なのでしょうか?

だとしたら、見に行ってもいいかもしれない。